シンプル英語のココロ

独学で米大学・MBAを卒業するに至った英語勉強法の紹介とアメリカでの経験に基づく所感

コラム

英会話が苦手な日本人が抱いている間違った思い込み

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完璧な文法が重要という間違った思い込み

私はニューヨークに15年間ほど住んでいました。その間、大学と大学院を卒業して、その後、現地の会社で働いた経験を持っています。

私は、学校や勤務先で英語ネイティブ達と日常的に接していたのですが、日常会話において彼らは、私達日本人が中学・高校で習った文法とは異なる表現を使っている場合が多々あるということに気がつきました。

と言いますか、とある言語学者によりますと、完全な文法というものはまだ解明されていないので、以下の例を「間違い」とすること自体ナンセンスなのかもしれませんが・・・。

しかし、学校で習った文法とは違うという意味で、いくつかの例を以下に挙げます。

1. He don't と She don't

正しくは"He doesn't と She doesn't"ですよね。でも実際はHe don't と She don'tでも十分に通じます。まあ、文法的に明らかに間違っているので、He doesn't や She doesn'tと言える方は正しい表現を使った方が良いですが・・・

2. "How are you?"と聞かれて、"I'm good."と答える。

正しくは"I'm well."です。しかし、日常会話では"I'm good."、あるいは単純に"very good!"という表現がよく使われます。

3. Me and Bob went to the park.

正しくは"I and Bob went to the park.となりますが、一般的にはMe and Bob ~ がよく使われています。

正しい英文法を身に付けるに越したことはないですが、ネイティブ達でも文法ミスをする場合があるわけですから、外国語として英語を習っている私達日本人なら、少しくらいの文法ミスなどして当たり前という気構え良いと思います。

とはいうものの、英語は「配置の言語」ですので単語の並べ方や動詞の活用、そして文章の作り方を自分勝手にバラバラにやっていては相手に理解してもらうことができません。

なので、みんなが理解できるように文章を組み立てる法則として「文法」が存在します。従いまして、英語を言葉として理解してもらえる程度の文法を身に付けることは必要です。

ネイティブ並みの発音が重要という間違った思い込み

英語を勉強している方にとって、ネイティブ並の発音で英語を話したいという願望をお持ちの方は結構いらっしゃると思います。

かつて、私もそうでした。そのため、アメリカ人ルームメイトに自分の発音チェックをよくやってもらっていました。その結果どうなったか?

ある程度まで発音の矯正はできましたが、さすがにネイティブ並みの発音を身につけるには至りませんでした。しかし、努力の甲斐があって、電話での会話に限ってですが、外国人を騙せるだけの発音は身につけることができました。

しかしそれでも、常に発音には気を使っていないと、日本語訛りが出てしまいます。やはり、20才を超えて英語を勉強をやり直した者にとっては、発音矯正は難しいものがあるというのが正直な感想です。

それはさておきまして、英語を話すにおいて「ネイティブ並の発音が重要なのか」、について私の経験談をお話させて頂きます。

ご存知の通り、英語は世界中で話されています。そして、それぞれの国特有のアクセントで英語が話されています。アメリカ訛り、オーストラリア訛り、イギリス訛り、南アフリカ訛り、インド訛り、フィリピン訛りなど、例を挙げれば枚挙に暇がありません。

実際、アメリカの大学や大学院には、インド人の教授が結構います。私が通っていた大学・大学院にもインド人教授が結構いました。彼らは強いインド訛りの英語で教えていますが、アメリカ人学生は普通に授業を受けています。

また、中には日本人や中国人の教授もいました。そして、彼らの英語には強い日本語訛りや中国語訛りがありましたが、それでも、アメリカ人学生は普通に授業を受けていました。

私は、大学を卒業してから、とあるメーカーで働きましたが、この会社では商社マンの方々や、アメリカで起業された日本人の方々と一緒に仕事をさせて頂きました。皆さん、日本語訛りはあるものの堂々とアメリカ人相手にビジネスをされていました。

私のニューヨーク生活での経験上言えることは、相手が余程意地の悪い人間でない限り、アメリカ人はこちらの話を理解しようとしてくれます。

但し、誤解のないように言っておきますが、よくある「カタカナ英語」では絶対にダメです。これでは相手に通じませんし、相手を困らせてしまいます。

私がアメリカで出会った外国人教授や日本人ビジネスマン達は、皆、母国語の訛りがありましたが、彼らが喋っていたのはれっきとした英語でした。

つまり私が言いたいのは、ネイティブ並の発音を身につける必要はありませんが、アクセントは押さえる必要があるということです。

さらにアクセントと同様に重要なのは「イントネーション」です。変なアクセントで抑揚のない英語を話していると、現実問題として相手に理解してもらえません。

そして最後に「リズム」が重要です。英語特有のダイナミックなリズムをつけて話さないと、ロボットがしゃべっているような抑揚のない英語になります。これは日本人の英語にありがちですね。

難しい単語や表現を使わないといけないという間違った思い込み

日本語においては、どうも自分の知能の高さや知識の豊富さをひけらかしたいと思っている方が多いせいか、日常会話においてもわざわざ難しい単語を使ったり、ややこしい表現を使ったりする人がいます。これは、テレビのコメンテーターなどによく見られる傾向ですね。

日本語にはこのような傾向がありますが、英語は全く逆です。

これは私のアメリカ生活の経験から学んだことと、日本語ペラペラのアメリカ人の同僚から聞いたことですが、英語は日本語と違い、簡単な単語と短いセンテンスを用いて、いかにインテリジェンスのある表現をするかが重要だということです。

松本道弘先生が仰る、「斬れる英語表現」ですね。

試しに著名人のスピーチのスクリプトを読んでみて下さい。使われている単語の多くは、英語を勉強している方でしたら、誰でも知っている単語を使っているはずです。

もちろん、専門用語も中には出てきますが、文中に出てくるほとんどの単語は、英語学習者の誰もが知っている単語を使っています。

結論:中学で習う英語で十分に通じる

前述しましたように、日常会話において重要なのは、簡単な単語を組み合わせて、短い文章で自分が言いたいことを表現することです。

映画やテレビドラマの英語を聞いても分かりますように、使っている単語や文法は中学で習う程度のものばかりです。

なので、中学英語をおさらいすることで、日常会話では困らない程度の英語力を身に付けることができはずなのです。

しかしながら、英語が話せない方は多いと思います。ではどうすればよいのか?

私がお薦めしたい方法は、英語で日記を書くことです。映画やリーディングで覚えた単語やイディオムを使って、毎日日記を書くのです。

そして、アウトプットに自信を付けたら、次はスカイプを使った英会話レッスンを受けて、スピーキング力に磨きを掛ければ良いと思います。

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