今回の記事では、英語トレーナーとして活躍されている明場由美子さんの動画をご紹介します。明場さんによりますと、英語がペラペラになった人には5つの特徴があるとのことです。
英語ペラペラの人に共通する特徴
私もアメリカで生活していた時、日本人ながらきれいな発音で英語を話す日本人に数多く出会いました。ほとんどは女性の方でしたが、確かに彼女たちは明場さんが言う5つの特徴を持っていたように思います。
特徴1:声がよく通る
これはまったく同感ですね。私が出会った英語が上手い日本人は、よく通る声をしていました。
私の場合は声は大きいですが、「通る声」をしているかと言いますと、残念ながらそうではありません。こればかりはその人が生まれ持った声の質も関係してきますので、「声の通りが悪い」人はちょっと不利ですね。
とはいっても諦めるわけには行きませんでしたので、私が行ったトレーニング法は「英語の歌を歌う」ことでした。
歌う時は大きな口を開けてお腹から声を出すようにして歌いますので、自然と声の通りも以前と比べてよくなってきました。
特徴2:歌が上手い
私が出会った英語が上手い日本人全員が歌が上手かったかどうかは分かりませんが、一人だけ抜群の歌唱力を持った女性がいました(実際に彼女はオフ・ブロードウェイに出演していました)。
また、もう一人の女性はものまねが上手かったです。彼女の話では、聞き取れた音をそのまま口に出して再現できるのだそうです。
そして、発音が良い人全員に共通しているのは「耳が良い」ということです。彼女たちは「リスニングに苦労したことがあまりない」と言っていました。まあ、これについてはたとえ、素晴らしい聴力がなくても訓練次第で克服できますけどね。
これは余談ですが、ニューヨークには日本人のシンガー(ジャズなど)が少なからずいます。彼女(彼ら)は歌は確かに上手いです。ですがそういう人たち全員が英会話が上手いと言えば、そうでもありません。英語の歌は上手く歌えるが、会話はダメという人もいました。
特徴3:細かいことにこだわらない
これは確かにそうですね。ちなみに私は「おおざっぱ」な人間です。
文法の勉強は一生懸命にやりましたが、それはあくまで基礎的な英文法を徹底的に勉強したのであって、分厚い文法書を使って勉強したわけではありません。
むしろ、私はリスニングや多読といったインプットを重視した結果、正確に文法を学ぶことができたと思っています。その証拠がTOEFLテストです。
英文法の勉強は日本でやり終えていましたので、渡米後はまったく文法の勉強はしませんでした。しかし、渡米1年後に受けたTOEFLでは、文法のスコアがほぼ満点でした(※)。
テスト前にやったことはテレビの討論番組を視聴したり、TIMEやThe New York Times、そしてThe New Yorkerなどの質の高い文章の多読でした。
※短大からニューヨーク大学に編入する際、550点以上(当時の採点法)のTOEFLスコアが要求されたため再受験。
特徴4:素直であること
これは習い事をするにあたり、欠かせない心構えですね。
私は自分より英語が上手い人の勉強法はすべて取り入れてきました。この姿勢が私の今の英語力に反映されていると思います。
「あの人にはできるが、自分には無理」とか「あの人のやり方は自分の性格にはあっていない」など、できない理由を挙げてやらない人がいますが、これはもったいないです。「ほかの人に効果があったのだったら自分にもできる」と思ってやってみる気構えは必要です。
「上手い人のまねをする」ということが、最短で成果をあげる最も確実な方法です。
特徴5:話すのが好きな人
「英語は話せなくても読めればよい」と思っている人は別ですが、ほとんどの人は英語をコミュニケーションのツールとして使いこなすために勉強していると思います。
ですので物怖じせずに誰とでも気軽に会話できる人は英語の上達が早いですね。
私がニューヨークに住んでいた時、ホテルに勤務していた日本人女性と知り合ったのですが、彼女もネイティブ並みの発音で英語を話していました。その彼女曰く、「女性はおしゃべりだから男性と比べて英会話の上達が早い」とのことでした。
確かにその通りでしょう。
まとめ
今回の記事では、英語ペラペラの人に共通する5つの特徴をご紹介しました。
私が知り合った英語が上手い日本人はこれらの5つの特徴を持っていたと思います。ですが、これらの特徴を持っているからと言って、必ずしも英語が上手いとは言えない人もいました。むしろ、そういう人の方が多いです。
英語上達の秘訣はやはり「正しい努力の継続」だと私は思います。「努力なしで英語が上手くなる」なんて夢みたいな方法は存在しません。
最後になりますが、明場由美子さんの最新刊はこちらです。