メジャーリーグ

ダルビッシュ選手は渡米後も英語の勉強を一切しなかった

今回の記事では、メジャーリーガーのダルビッシュ選手の英会話上達法について、ご紹介します。

ダルビッシュ選手は中学、高校では英語の勉強には力を入れたことがなく、また、渡米後も英会話の勉強をしたことがないそうです。

それにもかかわらず、ここ数年は通訳を介さなくても監督やコーチ、チームメイトと英語で会話できるまでに上達したそうです。

英会話の勉強を一切せずに、ダルビッシュ選手の英会話と発音が上手くなった秘訣はどういったものなのでしょうか?

以下の記事は動画を基に書いておりますので、記事内の一人称は「ダルビッシュ選手」となります。

勉強なしで話せるようになった英会話の上達と発音のコツ

今日はですねえ意外というかなんですけど、英語の話をしていきたいなというふうに思います。

自分は小さい頃から、一応父親がずっと英語で自分に話しかけてきたというか、日本語もちろんで半々ぐらいで、自分に英語で話しかけてきました。

そして、自分も言っていることは理解できるんですけど、話すことをしていなかったので、英語で言われた事に対して日本語で返すと。

でまぁ父親もそんなに難しい単語を僕にに使ってたわけではなかったので、そこまでレベルは高くなかったです。

そしてメジャーに行ったタイミングですね。1年目、正直、もう言っていることもほとんど分からない。

ちょっと分かるっていうぐらいで、もちろん話すこともできず。通訳のジョー古河さんという方が通訳してくれてたんですけど、1年目はね。

ずっと「ジョーさん、ジョーさん」と呼んで。チームメートにも「ジョーさ~ん、ジョーさ~ん」って、バカにされてました。そんなレベルでした。

正直1年目、行った時に自信はちょっとあったんですよ。お父さんがずっとそうやって話しかけてたし、「ちょっと行けんじゃね」みたいな。

でも、まったくダメで、それがどこまで続いたかというと、トミージョン手術を受けたの2015年、渡米しての4年目ですよ。4年目の春に受けました。

その後、リハビリを自分でするようになって、ダラスのTMIという場所でリハビリをしたんですけど。そこではずっと通訳なしでやってました。

ただコミュニケーションが普通に取れるっていうくらいで、そんな深い話とかもちろんできず。まあそんなレベルでした。

それで2017年までそんな感じです。言っていることはどんどん理解できる範囲が増えていったんですけど、自分が話すことをあまりしなかったので、話すレベルはそんなに大したことなかったです。

ただ発音は結構センスがあって、発音に関してはまあまあ出来た。今も発音に関しては褒められることが結構多いです。

そしてどこで上手くなったんだっていう話になると思うんですけど、意外と最近です。

2017年にドジャーズにトレードされたんですけれども、7月の最後かな?31日の辺り。そこからドジャースに行きました。

そして、それまではレンジャーズにいた時は、その時も通訳を使って自分の通訳をしてもらってという形だったので。

ただドジャースに行った時に、向こうも僕のこと知りたいからいろいろ話しかけてくれるわけです、選手が。

自分はなんとなく普通に返してるだけなんですけど、「えっ?ユウ、英語できるじゃん」みたいな。「えーなんでそんなできるの?」みたいな、すごい皆が喜んでくれて感動してくれて。

なんでかというと、たぶんその時、前田選手がドジャースにいて、今もいるんですけど、まだ1年とちょっとしかドジャースにいなくて、英語ももちろん1年ちょっとでは無理だったし、まあ僕も無理だったし、なかなか難しい。

常に通訳の人が近くにいるという形だったので、やっぱり日本人は通訳に依存をしている人は結構多いです。なので日本人のイメージというのがそういう感じだったので、自分がちょっと英語を話すとすごい感動してくれたんですね。

なので自分が「えーっ!」と思って、「そんな喜んでもらえるの?」っていうことで、まあ、その時は英語は全然上手じゃなかったですけど、どんどん話すようにしました。自分が嬉しかったので。

デイブ・ロバーツ監督とか、それ以外のコーチとかに呼ばれた時とかも、積極的に自分一人で行くようにして話しをしました。

最初はどもるというか難しかったけど、そうやって毎回毎回喜んでもらえるので、自分のモチベーションになって、どんどん話していくようにしました。

そして、まあ自分の息子とからですよね。まぁ幼稚園とか行ってたんですけど。やっぱり勉強してなくても、英語を話せるようになってきました。

もちろん子どもの脳って凄いって言うけど、でもそれでもそんなそこまでだろって思ってて。で勉強しなくても話しているので「何でなんだろう」ってずっと思ってたら、子供は日本語も英語もどっちも話せるんですよ。子どもたちは。

やっぱり試すんですよね。自分たちに対して。もちろん間違っている場面も多々あります。ただそれを見てて、この子たちは、たぶん自分の中で仮説を立てて、この言葉はこういうところに使うんじゃないかとか、そういう仮説を立てて、そこで試す。

試して間違ったら、また次の仮説を立てて試す。そこまで深くは考えないですよ。ただ本能的にそれをやってるから、上手になっていくんじゃないかって自分の中で思って。

ということは、自分もそうなんじゃないって思って。

自分は今までいわゆる英会話の勉強とかっていうのは、こっち来ても一切やってないです。まったくそういうのは分からないし、もちろん文法とかも勉強してないので、どこをどういう時に使うかというのは今でもよく分かってないんですけども。

だいたい音とかタイミングとかテンポで覚えています。もちろん間違ってるとこいっぱいあるんですけど、ただ、勉強じゃなくてどんどん人が言ってるのを聞いて、他の選手とかみんな話してるわけですよね。

で聞いて、「ああ、これってこういう時に使う」ってことで、インプットですよね。

ただアウトプットをしないと絶対に脳に入っていかないと思って、何か気になることだったらちょっとメモして、それを別の人に使ってみるとか。

それで反応が良かったら、それをまた使う。で、そういう感じでいろんなやつを作っていきました。

ちょっと分からない単語とかあったら、それはちょっと調べたりとかしますけど。あとカブスに正本さんという方がいるんですけど、その方は英語ペラペラなんですけど、その方に訊いたりとか、これはどういう意味ですかと訊いたりとか、まぁそれぐらいはします。

まぁ簡単に言うと、もう「しゃべれ」ってことですね。勉強とかそういうのじゃなくて、それってインプットだけなんです。

多分日本でどれだけ「週一で英会話に行ってます」「週二で英会話に行ってます」とか、そんなのがあったとしても、そこでいくら勉強して先生と話しても、アウトプットをしている時間が短すぎて、インプットの方も多くなって結局頭に入っていかない。

もちろん僕みたいなことすると、もっと効率的に英語は頭に入ってくると思うんですけど。

例えば週一、週二行くけど、例えば外国人の英語を話せる友達とよくつるむとか、例えば、外国人しかいないバーに行って話してみるとか、友達を作ってみるとかすごく大事だと思うんです。

こっち来て留学生とかも多いじゃないですか。留学生は1年、2年いるけど、自分の友達も留学1年したけど、英語はイマイチという人は結構いるんですけど。

そういう人たちは留学しても日本人だけで集まる。それが一番楽だから。

もちろん学校で勉強してんだけど、アメリカにもいるんだけど、結局プライベートの場で日本語ばっかり話してしまうからアウトプットの場が少なすぎて、頭に入って行かない。

なので、とにかく話すこと、試すこと。常にこれはこうあるんじゃないか。で、あと発音ですよね。発音って結構日本人の人、自分も全然完璧じゃないんですけど、でも普通の日本人よりはいいと思います。

でもそれは結構コツがあって、日本人って例えばHamilton(ハミルトン)っていう選手がいるとしたら、この「ハミルトン」のカタカナを出すじゃないですか、「ハ・ミ・ル・ト・ン」って。

それを英語っぽく言おうとするからおなしくなるんです。

でもアメリカ人が英語を話している時って、「ハミルトン」って言ってないです。カタカナに直すと。

たとえば「へモートン」って、こう、「ヘイモーテン」とか、そういう感じで言うんです。

だから言ってることをちゃんと聞いて、これをカタカナ起こすとまったく違う文字になるんですね。

だからこの「ヘイモーテン」っていうのを、ちゃんと英語っぽい発音で話すと、結構、アメリカ人は聴きやすくなります。

そして、アメリカ人の人で多いのが、ちょっとでも発音が違うともうまったく理解をしてくれない人は結構います。

ただラテンの人とか、第一言語が英語じゃない人たちは、例えばスペイン語の次に英語を覚えてる人たちは、結構発音が悪くかったり文法がめちゃくちゃでも理解してくれます。

なぜかというと、そういう人たちと近くにいることが多いし、自分もそうだから、「こう言おうといてるんじゃないか?」という力があるので。

ただ、アメリカ人の人で、周りにまったくそのような人たちがいない第一言語が英語のみという人たちは、なかなか理解してくれません。

だから、意外との発音っていうのは大事です。

文法とか勉強で全部覚えていても、発音がまったくダメだったら全く通じないという経験をしている人はいっぱいいると思います。

発音に関しては、アメリカ人が言ってることを文章に書き起こして、本当はなんて言ってるのかを確認した方がいいと思います。そこから話すといいと思います。

おさらいすると、インプットですよね。勉強するだけなくて、アウトプットの時間を増やす方がすごく大事です。

発音とかでも工夫で、いま言ったちょっとした工夫でアメリカ人がすごく聴きやすくなって、コミュニケーションが取れるようになると思います。

自分ももちろん完璧じゃないですし、今年から通訳なしで1年間ずっとアメリカ人の記者と、もちろんヘルプももらいながらやってましたけど。

自分でも全く勉強してはしてないです。高卒です。高校でもほぼ勉強してない。小学校で灘高校を目指すような特進コースみたいところにいられてたんです。塾で。

そこでも勉強してたけど、そこで野球を取って、そのあと勉強を一切しなくなったんです。そんな自分でも、全く勉強しなくても結構話せるようになるので、意外と英語は難しくなく、ちょっとした工夫とか取り入れ方の違いで話せるようになるんじゃないかということを、今日、話しました。

今日はここまで有難うございました。

管理人のコメント

私は以前、ダルビッシュ選手が街を歩いていた時にファンの方から話しかけられ、流暢な英語で返している動画を見たことがあります。この時のダルビッシュ選手の英語の発音がなかなかのものだったことに驚きました。

今回ご紹介した動画の中で、発音の重要性が強調されていました。これはその通りです。いくら文法力があっても、発音が悪ければ相手に伝わりません。場合によっては、英語の発音が悪いばかりに、相手から見下された態度を取られることもあります。

そこでダルビッシュ選手の発音矯正法です。実は私もこのやり方で英語の発音をモノにしました。私は留学前に小林克也氏の「アメリ缶」という発音矯正の教材を買って、勉強しました。

ここで教えていた方法が、聞き取れた英語をカタカナに書き起こして、英語らしく発音するというものでした。私はこの勉強法で発音とイントネーションを学び、渡米後も自分の英語はアメリカ人に普通に通じました。

あと、ダルビッシュ選手が言うように、覚えた表現を積極的に使ってみることですね。インプットした後はアウトプットもしないと、記憶に定着しないものです。

覚えた表現を使ってみて相手に伝わらなかったら、次は違う表現を使ってみる、という感じでやってみるのが重要だと思います。