私がニューヨークに渡った理由は、単純に「ニューヨークに住んでみたい」と思ったのが最初で、後付で「せっかくだから大学に入学してやろう」と思ったからでした。なので、ニューヨークシティに近い大学ならどこでも良かったわけで、学校のレベルなどは全く考慮していませんでした。
学費が安いコミュニティカレッジは狙い目
私の場合、300万円しかお金がなかったので、この範囲内で学費と当面の生活費を工面する必要がありました。なので、必然的に留学先の候補として、学費の安い短大を選ぶことになりました。
私は1990年代前半にニューヨークに渡り、マンハッタンからイーストリバーを越えたロングアイランドシティにあるLa Guardia Community College(ラガーディア・コミュニティカレッジ)という短大に入学しました。
ここに決めた理由は、TOEFLのスコアが500点(当時の採点方法で)以下でも入学できたことと、学費が非常に安かったこと(1学期1200ドルほど)、そしてマンハッタンから近かったことした。
現在、この学校の授業料は跳ね上がっており、1単位につき300ドル(留学生の場合)となっており、1学期につき最低12単位取得する必要がありますので、$300 x 24(年2学期) = $7,200となります(参考元:http://www.lagcc.cuny.edu/Bursars/Tuition-and-Fees/)。
結構高くなったものです。というか、私が留学した当時の学費が安すぎたのかもしれません。
学生ビザ申請のためには1年間の学費と生活費を賄えるだけの残高証明が必要
学生ビザを申請する際、「残高証明書」を提出する必要があるのですが、私のように自費で留学される方にとって、これが一番のネックではないでしょうか。
学生ビザ申請のためには最低でも1年間の学費と生活費を賄えるだけの貯蓄は必要です。上記のような短大に留学されるのであれば、やはり最低250万円くらいは用意しておきたいところです。
しかし、本気でNYに留学したいと考えているのであれば、必死になって働けばこれくらいのお金はすぐに貯めることができると思います。
例えばの話ですが、自動車メーカーの期間従業員にでもなり、節約した生活を1年半も続ければ、250万円なんて簡単に貯めることができます。
実際、私はとある自動車工場に期間従業員として1年ちょっと働いて、300万円貯めることができました。そして、サラリーマン時代に貯めたお金とあわせて、アメリカの大学に留学しました。
最低250万円くらいあれば短大留学可能だが・・・
学生ビザを申請するにあたり、最低1年間の学費と生活費を賄えるだけの財政証明書が必要ですので、ある程度まとまったお金が必要になってきます。
私が通ったラガーディア・コミュニティカレッジに留学する場合、前述しましたように、1年間に必要な学費は7,200ドルです。これに諸費用と生活費を合わせると、やはり少なくとも250万円ほど必要になってきます。
ラガーディア・コミュニティカレッジには学生寮がありませんので、アパートを探す必要があります。マンハッタンは例外的に家賃が高いですが、クイーンズあたりですと場所にもよりますが、友人とアパートをシェアしたりすると月400ドルほどで住めるところが結構あるものです。
ルームシェアや格安の宿泊施設の情報は、以下のサイトをご参考にしてください。ただ難点は、ルームシェアを募集しているのは日本人が多いということです。日本人同士で生活するとお互いに依存しあうことになり、英語の上達もあまり見込めません。
生活費は人それぞれ異なりますので、絶対に250万円ないと学生ビザが下りないとは私は思いません。従いまして、例え200万円くらいしかお金がなかったとしても、学生ビザ申請にトライしてみる価値はあると思いますよ。
ニューヨークに住む私の友人の話では、大学に通いながら現地の日本食レストランでアルバイトをしている日本人がそこそこいるようです。もちろん彼らは永住権など持っていなくて、学生ビザで働いていると思いますが・・・・。