シンプル英語のココロ

独学で米大学・MBAを卒業するに至った英語勉強法の紹介とアメリカでの経験に基づく所感

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英語のプレゼンで聴衆の関心を引きつける10のテクニックを紹介!

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Audience at the conference hall. Speaker giving a talk on corporate Business Conference.  Business and Entrepreneurship event.

アメリカの大学の一般教養では、スピーチのクラスが必修科目となっている場合が多いため、人前で話すことが苦手な人であってもスピーチを避けて通ることはできません。英語を母国語としない私達日本人にとって、アメリカ人の前でスピーチをするのは非常に緊張するものです。

アメリカの大学ではスピーチのクラスが必修科目となっている

私が短大で最初のスピーチをしたのは、アメリカに渡って6ヵ月後のことでした。

この頃の私のリスニング力は完全ではなかったため、スピーチのクラスに在籍していながら教授の話していることがよく分からなかったこともあり、最初のスピーチでは見事にスベッてしましました。

こればかりは今思い出しても赤面してしまうくらいの下手くそなスピーチでした。

さらに、アメリカの大学ではクラスでの発言力が求められます。これは暗黙の了解といいますか、クラスで発言せずにいると、「クラスに貢献していない」と周りからみなされてしまいます。なので、スピーチ以外でも何らかの形で自分の意見を述べることが要求されます。

また、スピーチのクラスに限らず他の科目であっても「プレゼンテーション」があるクラスが少なくありません。つまり、自分がリサーチしたことについてクラスの前で発表するわけです。

私はアメリカの大学、大学院に在籍していた時、スピーチやプレゼンテーションを何度も経験しました。

その後、ニューヨークで会社員になってからもプレゼンテーションに出席する機会が多かったのですが(聴衆者として)、プレゼンテーションが上手い人の話の組み立て方を聴いていると、ある程度決まった方法に沿って話していることを学びました。

スピーチ・プレゼンテーションには「型」がある

スピーチ・プレゼンテーションにはある程度決まった「」というものがあり、これに従って話を進めれば失敗する可能性はかなり低くなると思います。

1. 自己紹介

自己紹介は日本語でのプレゼンテーションでもしますよね。大学のスピーチクラスやプレゼンテーションでは、「自分は何処から来たのか」とか「何年アメリカに住んでいるのか」、また「何の目的でアメリカに来たのか」を話せば良いと思います。

仕事でのプレゼンテーションであれば、会社名と所属部署、そしてどのような事業をしているかを簡単に紹介します。

2. スピーチ・プレゼンテーションの目的を話す

自己紹介の後は何について話すのかを説明します。

例えば、"Today, I'm going to talk about・・・"といった感じで話し始めます。

私達日本人は"Today's topic is about・・・"という感じで話し始めがちですが、主語は「トピック」ではなく、「自分」にした方がスピーチ・プレゼンテーションの主役は自分であることを強調できます。

3. フックを使って聴衆の興味を惹きつける

これはなかなか難しいですが、最初の「つかみ」が上手く行けばその後はスムーズに話せます。

フックの使い方はいくつかありますが、聴衆に問いを投げかけたり、聴衆が知らないような驚くべき事実を紹介したりすることで「つかみ」が上手く行くと思います。

4. トピックを分けて説明する

余程短時間のスピーチやプレゼンテーションで無い限り、話すトピックが一つだけということはないと思います。なので、話の内容を「章立てて話す」ことで、相手に伝わりやすくなります。

まずはトピックの概要を簡潔に述べてから詳細に入ります。こうすることで理路整然と話しているように聞こえます。

5. 締めくくりにスピーチ・プレゼンテーションを要約する

ここではステップ2の「何についてのスピーチ・プレゼンテーションなのかを説明する」をもう一度繰り返すことになります。

当たり前ですが、ここでは既に話したことについて再確認のために話すわけですので、「過去形」を使わなければなりません。

6. 聴衆からの質問を受け付ける

質問の受け付け方にもテクニックがあります。上手いスピーカーは質問者に対して以下のようなポジティブな言葉で敬意を表します。

  • Thank you for asking me that question.
  • Thank you. That's a good question.
  • Thank you. That's an excellent question.

自分が答えられる範囲内の質問をしてくれれば問題ないのですが、中にはその場で答えられないような質問を受けることがあると思います。

その場合、決して曖昧な回答をしないことです。アメリカ人は曖昧な回答を嫌います。

日本では、どんな質問に対しても答えを用意しておかなければならない雰囲気があります。そして、質問に答えられないと「この人はあまり知識がない人だ」と思われる感じがします。

一方、アメリカでは、たとえその場で回答できなかったとしても「この人は知識が無い人だ」とは思う人はいません。

もしその場で答えられないような質問を受けた場合、正直に「申し訳ありませんが、今はその質問には答えられません」と認めてしまうことです。

その場合、以下のように言えばよりプロらしいと評価されます。

  • I'm afraid I don't know the answer to that question. Let me check on it and get back to you later (by email).
    (申し訳ありませんが、今はその質問には答えることができません。調べてから後日『メールにて』回答させてください)

その他の押さえておきたいポイント

スピーチ・プレゼンテーションの基本的な進め方は上記のような流れになります。次に押さえておきたいいくつかのポイントについてご紹介します。

7. プレイン・イングリッシュを使う

プレイン・イングリッシュとは、誰にでも分かりやすい平易な単語や文章を使った英語のことです。アメリカの政府機関が発行する文書は、プレイン・イングリッシュが使われています。

以下は過去に私が書いたプレイン・イングリッシュについての記事です。ご参考にしてください。

8. イントネーションに気をつける

英語が堪能でない限り、長い文章で話してしまうと抑揚の無い話し方になってしまうものです。英語は個々の単語の発音よりもイントネーションの方が重要です。イントネーションの無い話し方をしてしまうと、聴衆の関心も次第に薄れてきます。

複雑な内容は長い文章で話すよりも、いくつかの短い文章に分けて話すことをおすすめします。このほうが話しやすいですし、聴いている方も理解しやすいです。

ここで平易な単語や文章を使うプレイン・イングリッシュの用法が活きてきます。

9. なるべく原稿を見ない

大学や大学院でのプレゼンテーションでよく見かけたのが、手元の原稿をただ読んでいるだけの人です。このような人のほとんどは、英語があまり上手くないアジアからの留学生でした。

手元の原稿を読みながらプレゼンテーションを行うと、どうしても棒読みなってしまい聴衆の心に響きません。

10. できる限りの練習をする

スピーチ・プレゼンテーションで緊張するのは、「話す内容に自信がない」ということと「自分の英語が相手に伝わるだろうか?」という不安からです。

これを克服するには内容を十分に精査して、何時間も練習することでこれらの不安を軽減できます。私もこのようにして克服してきました。

以上のポイントをおさえて練習をすれば、自信を持ってスピーチ・プレゼンテーションに臨むことができると思います。

アメリカ人相手のスピーチやプレゼンテーションでの禁句について

アメリカ人相手のスピーチやプレゼンテーションにおいて絶対に言ってはいけないことがあります。

それは、「自分の英語が下手なことについて恐縮すること」です。

余程スピーチ慣れしているか、自分の英語力に自信が無い限り、多くのアメリカ人を前にして話をする時は緊張してしまうものです。

そこで、英語に自信の無い日本人がスピーチやプレゼンテーションの冒頭でよく言ってしまいがちなのが、以下のような言葉です。

  • "I'm sorry I don't speak English well. So, please forgive me."

アメリカ人(もっとも、アメリカ人だけに限りませんが・・・)を相手にしてスピーチをする際、このような言葉は「禁句」です。絶対に言ってはいけません。

この言葉を発してしまったら最後、聴衆のマインドは「ああ、なんだこの人は英語が上手くないんだ」、「自分の話に自信が無いんだな」という思いが支配してしまい、あなたの話しを聴くのを止めてしまいます。

つまり、「聴く価値がない」と判断されます。

あなたは「伝えたい目的」があってスピーチやプレゼンテーションをするわけですので、英語が上手くなくても恐縮する必要などまったくありません。

教養のあるアメリカ人はあなたが思っているほど外国語訛りを気にしません。重要なのはスピーチの内容です。聴衆にとって「学びのあるスピーチ・プレゼンテーション」であれば、多少発音が悪くてもしっかりと聴いてくれます。

私が大学院生の頃、70~80人のクラスメートを相手にプレゼンテーションをしましたが、プレゼンテーションの後、他の学生から質問攻めにあいました。中には挑発的な質問をするアメリカ人学生もいましたが、それだけ真剣に聴いてくれていたのだと思います。

最後に重要なことをもう一つ。

アメリカでは「人種や宗教」は非常にセンシティブな問題です。つまり人種や宗教についての話題はタブー視されていますので、外国人がこれらについて軽々しく触れてはいけません。

前項でご紹介した「型」に沿って話し、この2点の「禁句」を避ければ英語でのスピーチやプレゼンテーションは大丈夫だと思います。

以上、私がアメリカで学んだスピーチ・プレゼンテーションの仕方についてご紹介しました。さらに詳しい方法を学びたい方はUdemy.comで配信されている動画がおすすめです。

この動画では、アメリカ人英語講師であるJoshua Durey氏による「スピーチ・プレゼンテーションの基本形」を学ぶことができます。留学生の方や近々アメリカでスピーチやプレゼンテーションを行うビジネスマンの方にとって即効性のある手法が学べます。

ちなみに動画の中でJoshua Durey氏は、「平均的な英語ネイティブは1万語から1万2千語を知っていますが、通常の会話で使っているのはその十分の一です」と話しています。

つまり、ビジネスを含めた日常的な会話において、平均的な英語ネイティブが使う単語数は1000~1200語というわけです。これは非常に興味深い話ですね。

Joshua Durey氏の動画教材である"Business Skills: Easy English Presentations (Presenting)"の冒頭部分が無料で視聴できますので、詳細をお知りになりたい方は以下のボタンをクリックしてください。

"Easy English Presentations (Presenting)"のページに行く

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