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英語力のアップにはアメリカ人とのルームシェアが一番!ニューヨーク在住時に9か国の出身者とルームシェアした思い出

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私がアメリカに住んでいた期間はトータルで15年ちょっとでしたが、そのうち14年間はニューヨークシティに住んでいました。その土地の言葉や異国の文化を学ぶには、ホームステイしたり私のようにルームメートとアパートをシェアするのが一番良い方法です。

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ニューヨーク時代のルームメート

ニューヨーク時代は何回か引越しをしましたが、常にルームメートがいました。マンハッタンはもちろんのこと、マンハッタンに近い場所はどこも家賃が高いため、一人暮らしはなかなか厳しいものがあります。

14年間のうちいったい何人のルームメートとシェアをしたのか思い返したところ、結構な人数でした。また国籍も様々でした。

アメリカ人(白人、アフリカ系、中国系、韓国系、ヒスパニック系含む、そのうち一人は女性)
ブラジル人
オランダ人(女性)
スペイン人
イギリス人
中国人(2人)
タイ人(女性)
台湾人(女性)
ユーゴスラビア人(当時)

ざっと挙げればこんな感じですが、一番多かったのはアメリカ人でした(たぶん7人くらい)。

私がルームシェアを希望したのは経済的な理由もありますが、やはり英語習得が一番の目的でした。そして他国の文化にも触れたかったのも理由の一つでした。

印象に残っているルームメート

日記を付けていたわけではありませんので、彼ら(彼女ら)とどのような話をしたのか詳細には覚えていませんが、やはり英語の習得にはアメリカ人やイギリス人のルームメイトに大変助けてもらったのを覚えています。

その中でも今でも印象に残っているルームメートが何人かいます。

アメリカ人ルームメート

彼らとの会話の大半は他愛もない話だったわけですが、ヒスパニック系のアメリカ人と日米戦争の話をしたことを今でも覚えています。

日本人である私に遠慮気味に真珠湾攻撃の話を切り出してきたとき、彼の口調が全面的に日本に非があるとでも言いたげでした。

その時私は、「あれはね日本の大使館職員の怠慢でタイプが遅れたため、宣戦布告が遅れたんだよ。その間に真珠湾はすでに攻撃されていたんだよ」と話したところ、彼はあんぐりと口開け “Oh, damn!”と何度も発して大変驚いていました。

国の命運がかかっている戦いにおいて、「タイプミスで宣戦布告が遅れた」などという言い訳が、国際的に通用するはずがありません。

まあ、アメリカの高校ではあの戦争の経緯を詳しく教えていないので、彼の驚きも納得できます。

彼が発した”Oh, damn!”が何を意味していたのかは忘れましたが、「なんと、間抜けな話なんだ~」とでも思っていたことでしょう。

アフリカ系アメリカ人ルームメート

私がムールシェアしたアメリカ人はみんないいやつばかりで、言い争いなどした記憶がありません。その中でもアフリカ系アメリカ人ルームメートの話はなかなか興味深いものがありました。

当時私はアメリカにわたって2年目だったと思います。英語もそこそこ上達してきたけど、なかなかアメリカ社会に溶け込めないでいた時でした。

そんな中、私はこのルームメートに「俺はアメリカに2年住んでいて、そこそこ英語も分かるようになってきた。でもどうも疎外感を感じるんだよ」と話しました。

そうすると彼は笑いながら、「そりゃそうだよ。なんせ、アメリカ生まれのこの俺だって疎外感を感じるんだからな。よく覚えておいてくれ。この国では白人以外はみんなそのように感じてるってことを」と言っていました。

この国の人種問題は根深いものがあるとつくづく思ったものでした。

北京大学卒、米有名大学院卒の中国人ルームメート

私は2人の中国人とルームシェアをしました。一人は本国で医師をやっていた男性で、もう一人は北京大学を卒業後、2つのアメリカの有名私立大学院(理系)を奨学金をもらって卒業した秀才でした。

この北京大学卒のルームメートの英語力は非常に高く、当然ながら頭の切れる男でした。その彼がよく口にしていたのが中国共産党の話でした。

当時、超がつくほどのノンポリだった私は中国共産党の人民弾圧などそれほど興味もなく、知識もありませんでした。ちなみに、当時は江沢民が国家主席になったばかりで、自身の出自(実父が親日派汪兆銘政権の役人)を隠すために反日教育を強化し始めたばかりの時でした。

そんな中、この中国人ムールメートは「中国では共産党員でない人間は二等市民なんだよ」「中国共産党は人民の間に見えない壁を作ったんだよ」とよく言っていました。

天安門事件で犠牲になった人たちの惨たらしい殺され方(身体を引き千切られたり頭を戦車で踏みつぶされたり)を見れば、彼の言葉は説得力があります。

「天安門事件の死者は1万人」 英公文書を公開
【12月23日 AFP】1989年に中国の首都・北京の天安門広場(Tiananmen Square)で民主化運動が軍によって武力弾圧された「天安門事件」の死者が、少なくとも1万人に上るとする英国の公文書が新たに公開された。

あれから30年近く経った今、中国は日米の経済援助によって一応は経済的に発展したように見えますが、それ以外はあまり変わっていないように思えます。つまり、あの国の指導者には国家観がありませんし、膨大な人民は搾取の対象に過ぎないんですね。

勉強されている方はご存知だと思いますが、中国は新疆ウイグル自治区で、メガトン級の核爆弾を実験と称して3回も地上で爆発させています。この「実験(と言うより殺戮)」の直接の被害で、ウイグル人が20万人以上死んでいます。

「中華人民共和国」という名称のため、あの国を一つの「国家」のように見てしまいますが、寧ろ、「中国共産党という”軍閥”が支配する地域」という方が正しいのではないかと思います。そう考えると、「人民解放軍は中国共産党の軍隊」であることが理解しやすくなりますね。

元はと言えば、日本軍のお陰で毛沢東率いる共産党軍がシナ大陸を支配できるようになったわけです。その後、チャイナは日米の経済援助でここまで経済発展を遂げてきました。経済的に豊かになれば、チャイナの人民は海外の情報などに刺激されて、徐々に民主化の方向に進んで行くというシナリオを米国は描いていたようです。

しかしながら、チャイナは、国内では少数民族の虐殺を行い、そして強力な軍事力を背景にアジア諸国を荒らしまわるようになってきました。結局のところ、中国共産党による締め付けがさらに厳しくなり、まったく逆の方向に進んでしまいました。

そろそろ日米は責任を持って、「中国共産党というモンスター」を抑えつける必要があると思います。

その他のルームメート

オランダ人のルームメートは20代前半の美人の女性でした。彼女は学校で数年間英語を学んだだけでしたが、卓越した英語力を持っていました(確か「高校を中退した」と言っていたはず)。彼女曰く、「私の友達も私と同じくらい英語を話すよ」とのこと。

彼女はブラジル人とオランダ人のハーフの白人でしたが、髪の色がブロンドではなく栗毛でした。この彼女は「私の友達はみんなブロンドなのに私だけ栗毛なのよ」とコンプレックスを持っていたようです。

また私から見れば彼女は十分にスリムだったのですが、一緒にテレビを見ていた時、若い女優が出てくるたびに「ねえ?この娘と私とどっちが太ってると思う?」と私によく聞いていました。かなり美形の女性でしたが、それゆえか、何かにつけてコンプレックスを持っていたようです。

余談ですが、ある日、このオランダ人の彼女は「私は高校生の時、日本人のモノマネが一番上手かったのよ」と言ったので、私が「へ~、それじゃあちょっとやって見せてよ」といったところ、なんと、切腹のマネを披露してくれました。

台湾人の女性のムールメートは大変な親日家で、李登輝さんの話をよくしてくれました。彼女は台湾に帰る時は必ずJALに乗り、東京に立ち寄るのが楽しみと言っていました。

まとめ

私が通っていた大学はニューヨークシティにあったため学生寮がありませんでした。なので英語を手っ取り早く学ぶためには、アメリカ人とルームシェアをするのがベストと考えていました。

幸いなことに私のムールメートは良い人ばかりで、喧嘩をした記憶がありません。また、ライブハウス(パンクロックの聖地であるCBGBにはよく行っていた)や近所のバーにもよく一緒に行っていました。

あまり社交的な人間ではなかった私でしたが、彼らを通じてアメリカ社会に上手く馴染んでいくことができたのだと思います。

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「英語が話せる人」の頭の中
英語が話せる人は、日本語を一語一句、直訳しようとはしてません。 英語を話す前に、できるだけ「シンプルな表現」に変換しています。 この「シンプルに変換すること」が、「英会話の大原則」であり、自分の言いたいことを、実際に口に出す前に、シンプルに、シンプルに、発想を変えていくということです。 英語が話せる人は、例外なく、これを体得しています。逆の言い方をすれば、これを体得しなければ、ずっと単語だけを連発する英語から抜け出せません。
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